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iPhoneでADBコマンドを使う方法!1分で簡単インストール

Fire TV

イントロダクション

なんと2ステップで、ADBコマンドが使えます。Windowsにインストールするより簡単ですよ♪
しかも、パソコンを起動せずにiPhoneのみで完結するので、非常に使い勝手が良いです。
PCを持っていない方にも有用な情報です!

先日、Fire TV 4K MAX 第二世代を購入しましたが、公式アプリは非常に種類が少ないです。
そこで、ADBコマンドを使用するとAndroidアプリがインストールでき、Fire TVでできることが大幅に増えます!

また、adb push(iPhone→Fire TVへのファイル転送)コマンドを使えば、iPhoneで撮影した4K動画をFire TVで大画面で視聴したりできます✨家族みんなで思い出のムービーを大画面で楽しんでいます!

Androidスマホは持っていませんが、iPhoneとAndroid端末間のデータのやりとりを、外部のクラウドを介さず直接ワイヤレスで行えるでしょう。

iPhoneからアクセスすれば、そのままリンクからインストールや、コマンドがコピペできますので、パソコンでご覧の方は下記QRコードをご利用ください!

※注意:ADBコマンドやAndroidアプリの使用は自己責任でお願いします。当記事では、信頼性の高い公式サイトからのリンクとしており安全性は高いと考えておりますが、ADBコマンドの不用意な使用はブリックのリスクを伴い、また、ADBデバッグをオンにするとセキュリティは低下します。

iPhoneへADBコマンドをインストールしよう

iPhoneにiSHをインストール

iSHはiPhoneで動作するLinuxエミュレータです。このLinux上でADBコマンドを使用するため、まずはiSHをインストールする必要があります。

「iSH Shell」をApp Storeで

iSHでandroid-toolsをインストール

iPhoneにインストールしたiSH Shellを起動し、下記のコードを実行します(右上のcopyをタッチでコピーできます)。

apk add android-tools --repository=http://dl-cdn.alpinelinux.org/alpine/edge/testing

下記のような表示になれば成功です。

たったこれだけで、iPhoneのiSH shell上に、ADBコマンドがインストールできました!

ADBコマンドを使ってみよう

Fire TVの開発者オプションを表示させてABDデバッグをオンにしよう

設定→マイFire TV→バージョン情報→Fire TV Stick 4K Maxを選び、Fire TVリモコンの選択ボタンを7回ほど連打します。

すると、マイFire TVに開発者オプションが表示されます。開発者オプションを選択すると、ADBデバッグが表示されるので選択してオンに変更します。

これで、Fire TVが、ADBコマンドを受け付けるようになります。

ADBコマンドでFire TVに接続してみよう

まず、Fire TVとiPhoneは同じWi-Fiに繋がっている必要がありますのでご注意ください。

次に、Fire TVのIPアドレスを確認ください。設定→マイFire TV→バージョン情報→ネットワークに記載されています。

次に下記のコードを実行してください(192.168.x.xには上記で調べたFire TVのIPアドレスを入力してください)。

adb connect 192.168.x.x

初回はFire TV上で「USBデバッグを許可しますか?」と出るので、”このコンピュータを常に許可”にチェックを入れてOKを選択します。下記のような表示になれば成功です。

connected to 192.168.x.x:5555

これでiPhoneとFire TVが接続されるはずです。

上手くいかない時は、disconnectコマンドしてから再度connectコマンドを打ってください。

adb disconnect 192.168.x.x

adb pushコマンドで、iPhoneのメディアをFire TVに転送してみよう

iPhone標準の写真アプリから、送りたいメディアを選択し、共有→”ファイル”に保存を選択します。

下記のiSH内のrootフォルダへ保存してください。

iSHで下記のコードを実行すると、rootフォルダに移したファイルが全て表示されます。

ls

下記のコマンドを実行すると、rootフォルダ内のxxx.jpgがFire TVの内部ストレージ(/storage/emulated/0)にコピーされます(xxx.jpgは実際のファイル名に変更してください)。

adb push ./xxx.jpg /storage/emulated/0

VLC for Fireアプリや、次に紹介するKODIアプリなどで、Fire TV上で再生可能です!

adb installコマンドで、Fire TVにKODIをインストールしてみよう

KODIはオープンソースのメディアプレイヤーです。通常の動画視聴はもちろんのこと、ISOファイルの再生(バージョン19.0まで?)や、DLNAサーバー、DLNAクライアントなど非常に多機能です。

下記の公式ミラーサイトからダウンロードし、iSHのrootフォルダに保存してください。古いバージョンですがISOファイルを再生できる19.0をオススメします。

http://mirrors.kodi.tv/releases/android/arm/kodi-19.0-Matrix-armeabi-v7a.apk

ダウンロードできたら、iSHで下記のコマンドを実行してください。

adb install ./kodi-19.0-Matrix-armeabi-v7a.apk

Performing Streamed Install
Success

上記の表示が出ればインストール成功です!Fire TVにKODIがインストールされているはずです。

起動したらアクセスを許可しましょう。

日本語化は、歯車アイコン→Interface→Skin→Fontsで「Ariel based」に変更。Interface→Regional→Languageで「Japanese」に変更。

ソースの追加で/storage/emulated/0を指定すれば、内部ストレージのメディアが再生できます。

ピクチャーも同様にソースの追加が可能です。

また、設定→サービス→UPnP/DLNA→Enable UPnP supportをオンにすれば、上記のソースの追加でUPnP devicesが選択できるようになり、DLNAクライアントとして機能します。

adb installでFire TVにTermux(Linuxエミュレータ)をインストールしてみよう

TermuxはオープンソースのAndroidで動作するLinuxエミュレータです。Fire TVに導入することで、知識は必要ですがパソコンのように扱えるので、Fire TVをメディアサーバーやファイルサーバーとして動作させることも可能です!

下記の公式サイトF-Droidから、TermuxのAPKをダウンロードして、iSHのrootフォルダに保存してください(iPhone操作については上記KODIのダウンロード法を参照)。β版ですが、すべてのファイルのアクセスを許可できます(バージョン0.118.1メディアファイルへのアクセスしか許可できません)。

https://f-droid.org/repo/com.termux_1020.apk

iSHで下記のコードを実行してください。

adb install ./com.termux_1020.apk

Performing Streamed Install
Success

上記のような表示がでれば成功です!

設定→アプリケーション→インストール済みアプリの管理からTermuxを選び、すべてのファイルのアクセスを許可してください。

以上でTermuxのインストールは完了です。

TermuxにSSHサーバーを導入して、iPhoneのiSHから接続してみよう

Termuxを起動して、下記のコードを実行してください。仮想キーボードでも頑張れば打てそうですが、Bluetoothキーボード or OTGケーブル&有線キーボードを使用したほうが操作性が良いです。

apt update && apt upgrade

&&の入力が困難であれば、2行に分けてもOKです。

apt update
apt upgrade

このコードは”おまじない”のようなもので、システムが使用する最新のパッケージリストを取得し、それを基に更新します。Do you want to continue?と表示がされればyを入力すると進行します。

次のコードを実行して、opensshをインストールしてください。

apt install openssh

opensshがインストールできたら、ユーザー名の確認と、パスワードの設定を行います。

whoami
passwd

u0_a三桁数字がユーザIDです。

New password:と表示されればパスワードを設定してください。画面に表示されませんが、入力できています。
Retype new password:にも同じパスワードを入力してください。
New password was succesfully set.と表示されれば成功です。

下記のコードを実行して、sshデーモン、つまり、sshサーバーを起動します。Fire TVはポート番号20が使用できないため、-pオプションでポート番号を8020に変更しています。

sshd -p 8020

サーバーが立ち上がったので、iPhoneから接続してみましょう。iSHで、下記のコードを実行して、opensshをインストールします。

apk add openssh

次に下記のコードを実行し接続します。u0_axxxには上記で調べたユーザIDを、192.168.x.xにはFire TVのIPアドレスを指定してください。

ssh -p 8020 u0_axxx@192.168.x.x

初回はAre you sure you want to continue connecting?と表示されるのでyesと入力すれば処理が進行します。

その後、ユーザー名’s password: と表示されるので、上記で設定したpasswordを入力してください。

これで接続が完了します!試しにFire TV内部ストレージのファイルリストを確認してみましょう。

ls /storage/emulated/0

これでファイルリストが表示されるはずです。このように、ssh接続することでiPhoneのiSHアプリから、Fire TVでLinuxコマンドが使用できます。

今後投稿する記事では、Termuxを用いたFire TVのサーバー化について記載する予定です!

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